Interview 03

学生時代の専攻とは全く畑違いの就職。周囲に支えられながら自分自身の成長を実感

技術本部 IGコイル開発部

吉原 大貴

※所属・役職は公開当時のものです
 

ラグビーで面識のあった小野社長から電話
未知へのチャレンジを求めて就職

大学では化学を専攻し、その後の大学院では生物の研究に没頭。特に人の眼に関する研究に注力し、将来は眼の病気の治療に役立つ職業に就きたいと考えていました。
そんな私がなぜ、点火コイルの技術開発の仕事をするようになったのか。きっかけは小野社長からの電話でした。
私は高校、大学とラグビー部に所属しており、高校のラグビー部のコーチに就任していた小野社長の指導を受けたことがありました。コーチング時は、決して声を荒げたりはしませんが、妥協を許さない非常に厳しいものでした。「熱くて信頼できる人」というのが、当時の印象です。
その後、大学から大学院に進み、就職活動をしているとき、小野社長から電話を頂いたのです。「良かったらウチの会社に来ないか?」と。もちろん、志望していた職種とは全く異なる分野だったので一度はお断りしました。でも、自分の手で一からモノを作り上げる設計や技術開発の仕事は、何だか面白そうだなと思えてきたのです。もともと昔から、未知のことにチャレンジするのは好きでした。

ビッグプロジェクトのプレッシャーのなか、
1つの製品がかたちになる喜びを味わう

入社後すぐに配属されたのが、現在のIGコイル開発部。点火コイルの開発を行う部署です。学生時代の専門とは全く畑違いの業務ですが、不安はありませんでした。そもそも新入社員は目の前の課題をこなしていくだけで精一杯なので、心配する暇もありません。周囲の先輩や上司の方々も、何も分からない私をしっかり指導してくださいました。
その後、新しい点火コイルの開発という大きなプロジェクトのチームに加えていただきました。もちろん私はチーム最年少。開発に関わるさまざまな雑務をこなしつつ、資料作成やスケジュールの調整、折衝といった業務を覚えていきました。お客様へ提出する検討資料は納期が細かく決められており、時間に追われるプレッシャーも少なくありません。でも、そうした積み重ねを経て1つの製品がかたちになったときの喜びも格別なものです。

経験を重ねたからこその不安も。
ものづくりへの興味を糧に成長する

何も不安がなかった入社時よりも、いろいろと経験してスキルを身に付けた今の方が不安を感じることは多くなりました。例えば、学生時代に技術系の知識をしっかり学んだ人と自分とでは、そもそもベースの知識量が違うと感じることもあります。
でも、私は大学院時代にハードな研究をいくつも経験しました。多くの研究論文を読み込み、新たな仮説を立てて検証を繰り返してきました。学生時代に学んだものごとの考え方と、仕事を通して積み上げている設計者としての考え方や仕事に対する姿勢を組み合わせることで、自分もまだまだやれる、と思えます。
何よりこの会社では、ものづくりに対する興味を持つことが重要です。それさえあれば、私も技術者として日々成長することができると思います。

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